ノッチャン です。


今回の経済ウンタラカンタラは

前回の続き、2022年8月5日に発表された

米雇用統計で想うことを語ってみます。

とってもショートですけど。

(ザワッと気になるところだけ・・メモ)


目 次
◎ 前回触れた米経済指標ほか
(2022年8月5日)
 ● 米雇用統計 
 ● 米国長期債相場
 ● ダウ
 ● 為替ドル円(ザクッと見て)
 ● 原油価格
◎ 日本と米国の為替、ドル円への影響

前回触れた米経済指標ほか



米雇用統計

非農業部門雇用者数変化

 前月  7月
 37.2万人  52.8万人

ちなみに前月の修正(39.8万人)

予想は25.0万人


失業率

 前月  7月
 3.6%  3.5%

予想3.6%


平均時給

 前月  7月
 0.3%  0.5%

ちなみに前月の修正0.4%

予想は0.3%

 前年同月  7月
 5.1%  5.2%

ちなみに前年同月の修正5.2%

予想は4.9%


米雇用統計はその数値から

「大きく労働雇用環境はよし」

との印象を与えるでしょう。

※ 数値は複数の報道から


米国長期債相場

8月5日は米雇用統計の影響を受け

先を見て債券売りが進んだ様子。

米長期金利は上昇!


おおよその幅として2.70% – 2.86%で上下

米株式市場が引け近くでは2.83%


ダウ

8月5日ダウ 32,803.47ドル
+76.65ドル
※ 反発(終値)

ほかはこのとおり。

8月5日
〇 ナスダック 12,657.56 -63.03
〇 S&P500   4,145.19  -6.75
※ https://nikkei225jp.com/ほかから



為替ドル円

8月5日 ドル高円安

134円69銭 – 135円41銭あたり


原油先物価格

8月5日NY-WTI

おおむね87.1 – 90.6ドル
※ 数値は日経ほか

前日と比較し上げの姿


8月5日、下落(COMEX)

米雇用統計結果で揺れる?


ここまで前回のおさらい、となります。

日本と米国の為替、ドル円への影響

前回までは米国内だけでものごとを捉えた

範囲で終わっていましたが


この米国の雇用統計、日本への影響を考えると

「ちょっと、ヤバイ」

と映ってくるかもしれませんよ。


どこに影響するかと言えば、為替ドル円レート

ドル高円安がさらに進むのではないか

ということ。


基本的に、非農業部門雇用者数が増加し

失業率が低下し平均時給が上昇することは

購買力が高まってよいと思われます。


米国民は自身を持つことでしょう。

強気に!

米国の経済はこれからも好景気として

持続するのではないか、と。


また、FRB(連邦準備制度理事会)

「物価高が進む!」

「インフレが進む!」

と身構えるでしょう。(たぶん)


でも

同時に米経済は揺るがないかも、と。

金利を上げても大丈夫!・・とね。


平均時給が上がっているのだから

米国民は金利を上げても

それほど堪えないかも・・とも、ね。


ですからね。

政策金利の上げ幅はかなりの大きさで

今後も維持して、金利が上がると思うのです。


続いて、日本です。

日本は前回の日銀金融政策決定会合でも

金融緩和の施策を維持するとしています。

つまり、政策金利上げる考えがない

ということ。


そこで、これからのドル円を考えると

ほぼ間違いなくドル高円安ペースで進む!

と思うのです。


そのためか、本音のところ

日銀だって長期金利を上げたい

と思っているでしょう。


そうしないと、どこまで円安になるか

わかりませんからね。

どこかで制御したいはず!


でもね。

今の状況ではできませんよね。


長期金利を上げれば、しばらくすれば

短期金利がそれを追いかけますし

何と言ってもその影響が怖いところ。


住宅、不動産、企業の運営資金の貸出金利に

波が寄せます。


たとえば、住宅ローンであれば

その固定金利は長期金利の上昇で上がります

変動金利も短期金利に連動、上がるでしょう。


借り主さんがアップアップして

社会不安を招く可能性もあるでしょう。


だから、成り行きを見守りつつ、言葉だけ

「過度の円安は望ましくない」

なんて語る、と思うところ。


となれば、日銀関係者の多くは

今回の米雇用統計結果で、平均賃金だけでも

マイナスになって欲しかったかもしれません。


そうすれば、FRBの金利上げへの強気姿勢が

少しでも弱まると思われるからです。


ともあれ、日本はこうなれば

自動車などより高級なものを欧米に輸出し


かつ

海外のお金持ちを観光入国させる施策に

転じることが上策とも思うわけですが

いかがでしょう。


と、そんなことを考えつつ、6日、7日を

過ごしているところ。


そして

短期的にはドル円レートの絡みで

ビットコインも上昇するかもしれないので

ちょっとだけでも意識しておくといいかも。


ということで

今回も経済ウンタラカンタラ

と思いつくまま、メモってみました。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

失礼します。


【あとがき】

かつて

日々の国内はじめ世界のできごとを

レジュメ形式でまとめていたことから


柔らかいバージョンとして作成したものが

『経済ウンタラカンタラ』


何かを調べる時の契機になるかもしれません。


また

派生で仮想通貨にも触れています。


基本、勢いだけ強し!ですが

お越しいただいた方に、何か残すことができれば

と、ブログの向上・管理にあたっています。

よろしくお願いします。