ノッチャン です。

今回はコインポストさんの記事(後ほど)を見て

少々思うところがありましたので

USDT・テザーを取り上げてみます。

USDT:U.S.dollar Tether
※ Tether Limited

はじめに思いついた背景はこちら。


USDT・テザーは

取引量の売り買いの増減にかかわらず

比較的価格面で安定している点

魅力的であるということ。


興味深いのです。

ステーブルコイン(Stable Coin)
※ stable:安定した

項 目
1 USDT・テザーの特徴、方向性
2 ドルと同価値を維持するしくみ・流れ
3 USDT・テザーへの信頼向上材料が出た!

テザーの特徴、方向性

基本、USDT・テザーは利用者に

仮想通貨への安心感を持たせるために誕生した!

と、捉えてよいのでしょう。(理念は・・)


何と言っても、大事な点はここかと

仮想通貨全体の取引量の減少

あるいは

価格の低下があっても・・ですよ。


いつもドル(米国ドルのこと。)と違うことなく

価値を維持させたいとしている点。

※ 1USDT=1USD


ここに多くの方々は興味を覚えると思うのです。


そこで、USDT・テザーの基本部分に触れると

通貨としての方向性はこちら


現在の仮想通貨の特性、ボラティリティの激しさ

これに対応させたい!

・・ということ。


要は価格の変化が激しいと、昨日購入できたものが

今日は買えなくなることもありうるわけで

通貨として利用したい人がいなくなる!


『そうした懸念を払拭したい』

との考えから誕生したものでしょう。


つまり

安定感のある法定通貨ドルと同価値を維持できる

しくみ・流れを持つわけです。

ドルと同価値を維持するしくみ・流れ

続いて

ドルと同価値を維持するしくみ・流れに触れると

大きく表せば、こうなるでしょう。


たとえば

USDT・テザーの価格が上がれば

テザー社(Tether Limited)が

保有するUSDT・テザーの売却を行い

法定通貨・ドルの価値との乖離を防ぐのです。


また

価格が下がれば、テザー社の銀行預入ドルで

USDT・テザーを購入、価格下落を防止します。

これはテザー社が発行済みのUSDT・テザー相応のドルを持っていて、初めて可能となる内容ですが、一応テザー社は「保有し、大丈夫」と言っています。ですが、それをいぶかしげに見る向きがないわけではありません。
※ この件は次で触れます。


USDT・テザーへの信頼向上材料が出た!

そこで疑問が一つ生じるのです。


USDT・テザーが下落の傾向を示した時

テザー社がそれを買い支えるとあるのですが

その原資・・
保有するドルがUSDT・テザー時価総額分に相当するのか?
(テザー社は発行済みのUSDTと同額のドルを持つとありますが・・。)

この点が以前から

「いかがなものか」

となっていました。


そこで、ようやく

コインポストさんのツイッター、記事の登場

となります。


ここではその懸念をまさに払拭するようなものが

表れていました。


ブルームバーグが担保金と流通量の一致

と表現したのです。



とはいえ

同記事にも表れていますが

あくまでもブルームバーグの調査、評価です。


公的な機関を通じた

信用(credit)認証(certification)では

ありません。


ですから、絶対視はできないでしょう。


ただ、それでも、明るい材料には違いない!

と思うのです。


そのためか、コインマーケットさんのサイトで

チャートを見ると


ブルームバーグの調査・評価が表れた18日以降

USDT・テザーの安定感はより増している!


そのように受け止められたと映っています。

(取引量も増えている様子)





また

仮想通貨全体の総時価総額も上昇傾向を

持つのです。


(2018年12月24日 11:00ころ)

※ いずれも引用加工
https://coinmarketcap.com/ja/

多くの方々が安心感をより持った証であり

USDT・テザーの今回の動きは

仮想通貨全体の安定指標と言えるかもしれません。

(大きく持ち上げましたが・・)


なお

USDT・テザーのシステムをPoR

・・Proof of Reserves

と呼びます。


直訳すると、予備・準備の証明となり

準備金の確実な保有で支えられた仮想通貨

となりましょう。


追記(7月3日)こちらの話もあります。

ビットコイン(BTC)上昇、下落とUSDT・テザーの絡み、わからんところ?




ということで

今回も何気に仮想通貨のメモが完成しました。


なお

これからも、いろいろと仮想通貨への接点を

求めて行きますので


『仮想通貨、ちょっとメモ』

よろしければ、お寄りください。

それではお付き合いいただき

ありがとうございました。

失礼します。



【あとがき】

かつて

日々の国内はじめ世界のできごとを

レジュメ形式でまとめていたことから


柔らかいバージョンとして作成したものが

『経済ウンタラカンタラ』


何かを調べる時の契機になるかもしれません。


また

派生で仮想通貨にも触れています。


基本、勢いだけ強し!ですが

お越しいただいた方に、何か残すことができれば

と、ブログの向上・管理にあたっています。

よろしくお願いします。