ノッチャン です。


今回はモナコインに向けた

『51%攻撃』と思われる事案の発生を取り上げ

話を起こしてみます。


そして、この事案が発生した要因において

その一つにハッシュパワーの低さ云々を語る方が

多い様子。


そこで、仮想通貨に興味を抱く一人として

「これは興味深い！」

と、ハッシュ、ハッシュレート、ハッシュパワーを

含め、あれこれとこちらも触れるつもり。


また、ハッシュを考える上で

仮想通貨の取引、トランザクションに関しても

少々言葉を起こしてみます。


お付き合いのほど、よろしくお願いします。

項　目
1　『51%攻撃』って、何？
2　仮想通貨の取引（トランザクション）
3　ハッシュ、ハッシュパワー、ハッシュレート
4　まとめ

『51%攻撃』って、何？

はじめに

「『51%攻撃』って何か？」

ざっくり表すと、こんな感じでしょう。


これはネットワーク（ノード群）で

ブロードキャストのある

本来のブロックチェーンを飛び越え

別のより長いそれに置き換えられる行為。

『ブロードキャスト』
仮想通貨の取引発生後、送金者と受領者だけでなく、その取引がネットワーク全体に伝えられること。

結果、今までの直近のトランザクションが消える！

ということ。


つまり

トランザクション・データのブロックチェーンが

そっくり置き換えられてしまう乗っ取り行為

と思われるもの。


イメージすると、こんな感じ。

（悪い人の立ち位置で考えるとこうでしょう。）





続いて、大事なところはこちら。


丸くした表現ですが

はじめにブロックチェーンの置き換えで

置き換えた者に有利となる仮想通貨の

トランザクションの実行を図り・・

『ブロックチェーン』
基本、「P2Pでのやり取りで、中央集権ではなく管理者のいない分散型台帳の技術」。また、匿名の二つのノード間で仮想通貨のやり取りができ、その記録データはネットワーク内で共有へ。要は銀行がなく、銀行が本来管理すべきお金を皆で管理、トランザクションデータを皆で持つしくみ！と言えるでしょう。
『ノード』
仮想通貨をトランザクションしたりするための端末、パソコン、スマホなどが該当

その後は、それによって、通貨交換、現金化へ

ほくそ笑むという流れかと。


さらに、そのアトも注目です。

基本、ブロックチェーンの置き換えを行うと

以前のデータはなくなります。


そこで、事案の実行者はこの性質を利用し

置き換える前のトランザクション結果の消失も

図ったわけでしょう。


結果、現金化を実行しても

「咎める者はいない」

となり、取引所から淡々と

現金の出金を行ったかもしれません。


つまり、取引所はお金を奪われた！

ということ。

起こりうる場合は、マイニング計算を悪意で持つマイナーグループが、主導的にブロックチェーンに触れた時。これでブロックチェーン情報が改ざんされれば、アウトでしょう。

とにかくも

このような流れで某仮想通貨取引所が

被害を受けた話があるのです。

※　明確な取引所情報はない様子。


そして

基本、被害を受けた仮想通貨はこちら。

モナコイン

※　僕も利用者ですから、ちょっと残念。




仮想通貨の取引（トランザクション）

ここまで、いわゆる『51%攻撃』に触れてきました。


そこで、トランザクションです。

“Transaction”

取引、取り扱い、処理を表す用語ですね。


とはいえ

トランザクションはP2Pで、取引行為を

「やったよ」「したよ」

それだけを指すものではありません。


ネットワークの中で前所有者から受領した

ハッシュ（値）と送付先のアドレスなど

所有者のキーで電子署名したものもかかわります。


つまり

トランザクションは単に移し替えだけでなく

正確に安全に行えているかどうか


といった取引データの記録も含まれるのです。

（マイニングにかかわります。）

『マイニング』
取引データを記録していく過程で、間違いが起きたり、意図的に不正が行われないための行為。もう少し言えば、然るべき取引データをネットワーク内に残すということ。その行為を行ったマイナーにはご褒美として、通貨が与えられます。通貨付与はネットワークを皆で管理するので、そのネットワークを守るマイナーを大事にする視点もある様子。



ハッシュ、ハッシュレート、ハッシュパワー

ここではマイニングにかかわる

基本的な事項について話を起こしてみます。

ハッシュ（値）

早い話、『0』と『1』の数値を

ある法則でまとめ短く整理したもの（データ）。


基本、ハッシュ関数と呼ばれる計算で弾かれる数値。

異なるデータを用いて同じハッシュ値が出現しない。また、ハッシュ値から元のデータは復元できない！

そのため、改ざんが難しくなるのです。

ですが、今回起きた『51%攻撃』と思われる事象は、仮想通貨の安全性に関わる部分を突いたと言われ、ハッシュ値部分で影響が残るとの話もある様子。

また、ハッシュ（値）を求めることが

マイニングでもあり

その作業量の処理能力をハッシュパワー


続いて、ハッシュレートは

ハッシュ値を求める計算速度にあたるのです。


そして、先述していますが

ハッシュパワーを持ったマイナーが

正当な行為で結果を出せば


ご褒美の仮想通貨を頂戴できるわけで

マイナーの皆さんが早さを競い合うのも

わかるというもの。


むべなるかな・・ですね。


ということで

少なくとも、ハッシュ概念は大事と思うのです。




まとめ

ここまでいわゆる『51%攻撃』と思われる

事案の発生を契機に、仮想通貨の取引

ハッシュ、ハッシュレート、ハッシュパワーに関し

丸めつつも、話を広げてみました。


ご覧の方々にとって、何らかのお役に立てれば

嬉しく思います。


そして、何かと、仮想通貨、興味深いので

今後も取り上げていくつもり。


是非、機会があれば、お寄りください。


それでは、今回はここまでとなります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。






【あとがき】

かつて

日々の国内はじめ世界のできごとを

レジュメ形式でまとめていたことから


柔らかいバージョンとして作成したものが

『経済ウンタラカンタラ』


何かを調べる時の契機になるかもしれません。


また

派生で仮想通貨にも触れています。


基本、勢いだけ強し！ですが

お越しいただいた方に、何か残すことができれば

と、ブログの向上・管理にあたっています。

よろしくお願いします。