ノッチャンです。

今回は仮想通貨交換業者、取引所に対する

不正アクセス・・ハッキングの話題。

ビットポイントジャパン、仮想通貨35億円分、ハッキングを受け流出か・・補償はどうなる?

・・です。


被害を受けたのはビットポイントジャパン

流出規模は仮想通貨およそ35億円分とあり

現在、取引すべてを停止とのこと。


その流れはこのとおり。

(ビットポイントのサイトから引用)

2. 経緯
今回発生した事実とその対応につきましては、以下のとおりであります。
2019 年7月 11 日 22 時 12 分頃 リップルの送金に関するエラーを検知。
BPJ の情報システム部門等で対応開始。
22 時 39 分頃 リップルの不正な流出を確認。
他の仮想通貨の流出の有無の調査を開始。
2019 年7月 12 日 2時 00 分頃 リップル以外の仮想通貨についても不正流出を確認。
3時 00 分 BPJ にて緊急会議を実施。
6時 30 分 BPJ における仮想通貨の送受金を停止。
10 時 30 分 仮想通貨の売買・交換を含む、BPJ の全サービスを停止。
確認箇所・・ビットポイントのサイト(↓)
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08938/ff1684b4/ed36/426c/83c3/d15006c1f8a0/140120190712471249.pdf
株式会社リミックスポイント『当社子会社における仮想通貨の不正流出に関するお知らせとお詫び(第一報)』
報道:日経、産経、NHKほか(12日)

この近年(2018年1月以降)では

三番目に大きい金額です。

 仮想通貨交換業者  流出金額
 ビットポイント  35億円(2019年7月)
 Zaif  67億円(2018年9月)
 コインチェック  580億円(2018年1月)

そして、流出の内わけを見ると

● 顧客:25億円

● ビットポイントジャパン:10億円


しかも、いずれもホットウォレット・・

油断していたのでしょう・・か。


続いて、被害を受けた仮想通貨の種類はこちら

● ビットコイン(BTC)
● ビットコインキャッシュ(BCH)
● イーサリアム(ETH)
● ライトコイン(LTC)
● リップル(XRP)

それにしても、ビットポイントジャパンは

先月6月、金融庁の縛りから解除されたばかり

● 2018年6月、関東財務局から業務改善命令を受ける
● 内部統制、経営管理の強化を図る
● 6月28日継続的な報告期間を終える

業務改善命令に基づく継続的な報告期間を終えた

アトのできごとなのです。


これは痛いでしょう。

※ 規制の目は今以上に厳しくなる?


そのため

「ビットポイントジャパンは何をしていた?」

「金融庁の顔に泥を塗った」

などと、世のそしりを受けることは免れない

と思われますが、いかに・・


とはいえ

補償の意志はすでに明確に表しています。

※ ビットポイントジャパンのサイト


この点・・

顧客を安心させるものとして評価できるかと

(本当にそうなればよいのですが・・)


ただ、気になる点は補償の仕方、要領ですね。

仮想通貨で返すのか

日本円に直して返すのか


後者であれば

いつの時点のレートで補償するのか?

さらに、利益確定を意図していなかった

顧客に対してはどう対応するのか?

(含み益の大きさによっては所得税がかかる)


・・と、いろいろと浮かびますが、

ともあれ、何とか、立ち直って欲しいものです。


ということで

ここまで思いつくまま、急ぎまとめてみました。


なお

これからも、いろいろと仮想通貨への接点を

求めて行きますので


『仮想通貨、ちょっとメモ』

よろしければ、お寄りください。


それではお付き合いいただき

ありがとうございました。

失礼します。

追記 第2報が出る(7月14日)

ビットポイントジャパンの親会社

リミックスポイントは14日先般の第1報アト

として第2報を出しています。

(開示事項の経過)当社子会社における仮想通貨の不正流出に関するお知らせとお詫び(第二報)
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08938/8292645f/b96d/4f62/ba42/4ae3b44a4602/140120190714471575.pdf

ここに新たに判明した被害額の詳細が表れており

当初の金額よりは小さくなっています。


流出額は約30.2 億円

● 顧客:20.6億円

● ビットポイントジャパン:9.6億円

レートは2019年7月11日16時時点の価格

とのこと。


小さくなった点はよしとしても

やはり痛々しさは感じます・・ね。


続いて、気になる点の補償に関しては

顧客の仮想通貨の全種類とその全量に関し

流出分相当の仮想通貨を調達するなど

既に保有とあります。


これから、現物弁済の方向性で対応したい

と考えているのでしょう。


まだ、今回の事案が集結するわけでもないので

結論めいたことは言えませんが、個人的には

ビットポイントジャパンの姿勢は好感が持てます。


初動はともかく、その後は最善の動きを持ち

行動していると思われますが、いかがでしょう。


以上、取り急ぎポイントと思われる点を

まとめてみました。


それではお付き合いいただき

ありがとうございます。

失礼します。


【あとがき】

かつて

日々の国内はじめ世界のできごとを

レジュメ形式でまとめていたことから


柔らかいバージョンとして作成したものが

『経済ウンタラカンタラ』


何かを調べる時の契機になるかもしれません。


また

派生で仮想通貨にも触れています。


基本、勢いだけ強し!ですが

お越しいただいた方に、何か残すことができれば

と、ブログの向上・管理にあたっています。

よろしくお願いします。