ノッチャン です。
早速ですが、今回の経済ウンタラカンタラ
9月1日のできごとから話を広げてみます。
・・です。
はじめに
発動となった対中制裁関税第4弾のあらましは
こういうものですね
● 9月1日発動分:3243
● 12月15日発動分:555
〇 対象金額:約3000億ドル
(約32兆円)
〇 賦 課 率:15%
※ 事象・数値は日経、時事、毎日、ロイターほか
時期が2段階、9月1日以外に12月15日が
設定されている背景は、クリスマス商戦を配慮
特に消費者の負担小さくしたい想いかと。
これはすでに今まで多くの報道で
伝えられたとおりかと。
それは今回の対象品目が
国民生活にかかわる消費財に偏っている!
そのためと思われます。
● 家電製品
● 衣類
● 靴
● 時計
ほか
● スマートフォン
● ノートパソコン
● ゲーム機器
● おもちゃ
ほか
※ 事象・数値は日経、時事、毎日、ロイターほか
そして
このまま関税賦課が進み
12月15日が過ぎれば・・ですよ。
中国からの輸入品すべてに対する関税賦課が
完了するとともに
すでに
賦課済みの2500億ドル相当分まで
賦課率が25%から30%へ引き上げられるので
米国民にとって、中国製品=高額品との枠組みが
できるかもしれません。
つまり
中国の会社企業が米国へ輸出した製品
あるいは
中国へ進出した米国などの会社企業の製品を
米国民は買い難く・・
中国を起点にした会社企業から見れば
米国では売れない。
ということになるのでしょう。
(少々、極端な見立てかもしれませんが・・)
一方、米国製品(生産物)の中国への輸出が
無傷で済んでいるわけではありません。
すでに昨年から
中国も報復として制裁関税を賦課しています。
米国から中国への輸出のうち1100億ドル分を
対象に・・
※ 1100億ドル:約12兆円
米国への中国輸出総額:約5500億ドル
中国への米国輸出総額:約1550億ドル
※ 基本、およその額
加えて
今回の米国の新たな関税賦課分への対抗のため
農産品(大豆)、原油ほかに対し
米国と時期を合わせ賦課率を上げで対応した
ともあります。
ただ
米国と中国、それぞれの相手国への輸出額は
中国が圧倒的に多く、言い方を換えれば
中国の輸入量が米国のそれより少ない!
ということ。
それは中国の場合、米国とは違い
報復手段としての関税対象の幅が
小さいことを表し、米国ほど対抗策はない!
と言えるでしょう。おそらく・・
要は
後手に回り痛みを感じやすいのではないか
と思うのです。
そして
基本、今後は米中両国というか
それぞれの会社企業の体力勝負でしょうし
米中両政府は両国民の不満をどれだけかわせるか
これらの点が今後の注目点かと。
ともあれ
「9月再びか」
と言われる米中貿易(通商)協議の再開度は
未知数と思うばかり。
中国人民元の基準値も下がり続ける!
と思われますし・・ね。
また、9月2日以降の日本と米国の株式市場
こちらも波乱の姿を見せるかも・・
もっとも、そう捉えるだけの話ですけど。
ということで
今回も急ぎのメモとなりましたが
気になる世界の出来事をピックアップしました。
これからも、いろいろと経済全般に関し
接点を求めて行きますので
『経済ウンタラカンタラ』
よろしければ、お寄りください。
失礼します。
【あとがき】
かつて
日々の国内はじめ世界のできごとを
レジュメ形式でまとめていたことから
柔らかいバージョンとして作成したものが
『経済ウンタラカンタラ』
何かを調べる時の契機になるかもしれません。
また
派生で仮想通貨にも触れています。
基本、勢いだけ強し!ですが
お越しいただいた方に、何か残すことができれば
と、ブログの向上・管理にあたっています。
よろしくお願いします。